## 序論 このpkmを構築するにあたり、[[優れたZettelkastenとは何か]] の原則に基づき、いくつかの運用ルールを定めている。本項では、その基本構造とメモの分類方法について記述する。 ## 本論 このpkm設計思想は、[[§システム思考]]に基づいている。すなわち、個々のメモは「要素」として扱われ、それらの相互作用や構造化された関係性によって、全体として機能する「システム」が構成される。 このpkmは主に「通常メモ」「索引メモ」「文献メモ」である。それぞれの役割と構造は以下の通りである。 ### 通常メモ 本システムの最小単位であり、大多数のメモがこの形式に属する。各メモは、基本的には独立して存在せず、他のメモとの連関や発展を促す設計となっている。 当初は「序論・本論・発展的結論」の3部構成にしていたが、執筆コストが上がってしまったので廃止している。 ### 索引メモ 通常メモを文脈ごとに束ね、ネットワーク構造を明示的に整理するためのメモである。索引メモは、通常メモという「要素」の集合に対する「システム」として設計されており、個々のメモの関係性を可視化し、新たな文脈や洞察を生成する土台となる。 このように、索引メモはただの目次ではなく、メモ同士の相互作用を意識的に設計するための構造体である。 ### 文献メモ 書籍や論文など、外部情報源を参照するためのメモである。[[public/literature/TAKE NOTES!――メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる - ズンク・アーレンス 二木夢子|TAKE NOTES!――メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる - ズンク・アーレンス 二木夢子]]にもある通り、内容を写すのではなく、必要に応じて参照し直せる最小限の粒度で整理する。 情報の複雑度に応じて、単にタイトルだけを記す場合もあれば、セクション名やページ番号を記録する場合もある。 ## 発展的結論 本メモ群は今後、[[優れたZettelkastenとは何か]] で示された構成原則に即して再編・再構築されていく予定である。各メモの相互作用や生成される文脈の質を高めるために、今後も試行錯誤を重ねていくことになるだろう。